松成由起子写真展

「Dear Little Monkeye」

志賀高原の山間ある地獄谷温泉に、野生のニホンザルの群を観察できる
「地獄谷野猿公苑」があります。
地獄谷のサルというと真冬に温泉に浸かったり、雪に戯れている姿を連想される方も
多いと思います。
サルたちは雪の季節に限らず、秋には秋の、春には春のかわいらしさを見せてくれますが
四季を通じて撮影している写真家は、実はあまり多くはありません。

春は赤ちゃんが誕生する季節で、本当に愛らしい子猿たちと出会える季節です。
私は数ヶ月に1度、泊まり込みで撮影を続けていますが、まだ撮影できていないサルの
魅力がたくさんあると思っています。
同じニホンザルでも生息地によって、また、属する群やファミリーによって顔つきが違います。
地獄谷にも代々かわいらしい家系と、そうでない家系がいたりするそうです。
何度も足を運んでいるせいか、私は地獄谷のサルが一番かわいく見えます。

サルは、誕生してから6年で一人前になるのだそうです。私が初めて地獄谷で撮影した
サルの赤ちゃんは、今頃すっかり大人に成長しているはずです。

私が写真家として第一歩を踏み出したのも、ちょうどそのころのことでした。
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